2017年9月25日月曜日

A-BIKEを分解すると

世界一小さな自転車A-BIKEを分解するとその構造が驚きです。
まず、ペダルの力をリアタイヤに伝えるトランスミッション。
A-BIKEには2つのギアが使われており、2本のチェーンで力は伝わっていきますが、
ここで問題なのはこのチェーンの調整ができず、伸びたら交換しかないのです。
なんとも割り切りが強い。
また、写真上に写っている左側の小さなパーツの取り付け方が初めわからなかったのですが、非常に重要なパーツであり、一度分解して外すと、セロテープでパイプにつけて組み立てる必要がありました。
また、このフレームのパイプですが、初期型はひび割れるというケースが相次ぎ
2型からこのパイプの肉厚が変わりました。ちなみに、A-BIKEのバージョンは3回変わっているようです。私のものは2型です。
また、下写真のフロント部分ですが、初期型のものは接合部が黒ですが、動きが悪く
2型から改善されたようです。また、写真のフレーム折りたたみ部分が、
正規品と偽物を見分ける部分で、本物はここにシリアル番号が入ります。
このように、3回のバージョンアップを経過してるA-BIKEですが、資料が少なく、
そのことをネットで探るのもなかなか難しくなりました。
このように、ギリギリ設計のA-BIKEですが、こういった製品が他になく、
やはり歴史的にみても価値のあるプロダクト作品だと感じます。
ぜひ、自転車折りたたみフリークの方は一度は乗ってみてください。

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