2017年3月23日木曜日

イタリア、イタルジェット製の肝心部分は日本、スズキ製だったぁ〜

イタルジェット、フォームラーのオイル漏れ修理にいよいよ挑戦です。
簡単に治るでしょう、という予測が完全に外れ、大変な修理となりました。
まず、オイルラインを取り出すまでが困難の連続でした。
何しろ、このラインはエンジンマウントの軸に隠れ、
取り出すためにエンジンマウントを降ろさなけれなりませんでした。
何という設計なのでしょう?!。
エンジンマウントを外してしまうと、上部のシート部分が落ちてきますので
上部をロープで吊って落ちないようにしてサスを外し、エンジンを落とします。
下部写真はエンジンマウントの軸を抜いてやっとオイルラインが出たところ
左側にあるオイルポンプからオイルが送り出され、
エンジンにオイルを落とすチェックバルブという部品4つに届きます。
この一つが壊れ、そこからオイルがエンジンに落ちずに漏れていました。
エンジン片側の排気の色が少し違うように感じていたのはこのためだったようです。
つまり、片側のエンジンにはオイルが半分しか落ちていなかったのです。

このチェックバルブという部品は自然な状態ではオイルが通らず、
ポンプで圧力をかけた時にだけオイルが流れる仕組みになっているようです。
残念ながら、イギリスにあるイタルジェットの部品屋さんのHPを見ても
このチェックバルブは品切れのようで、
生産予定もなく修理は万事休すと嘆いていました、、、。
下図がチェックバルブという部品です。これを交換しなければなりません。
ど、どうすればいいんでしょう??
あーあ、と
いつも最後には、困った時に頼りにしているイタルジェットの先生に
「チェックバルブ品切れ」どうすれば良いのでしょうか?
これで万事休すでしょうか?
とヘルプしました。すると、
「スズキのスクーターと部品は共通では!?」
とのお答えをいただきました。
数日間、チェックバルブで検索をかけていると、
ついにスズキのスクーター部品に発見しました。
ありました!
どうやら、元はスズキパーツのようです。
それなりによく壊れる部品のようで、
スズキの補修パーツとしあったのです!
海外から部品を取り寄せると比べたら激安です。
見つけたHPのこの会社は細かな部品を一つ一つ送料250円程度で送ってくれます。
補修部品をやっと手に入れました。
今回のことで、イタリア製、イタルジェットのエンジンパーツは
日本スズキのスクーター部品が多く使われているということがよくわかりました。
ということは、イタルジェット社が倒産しても、
同社のスクーターはスズキ純正部品の供給がある限り
まだまだ乗り続けることができるようです。
やったあ!!
勿論、それなりの情報がないと無理でしょうが。
よし、次に進めます!頑張ろう!

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